これは本当にあったことなんだけれど。

へき地医療なんだよ。

あるへき地に医療施設がなくなって久しく、地域住民が懇請して、医療従事者を派遣してもらうことになったのね。

ところが。
なんだよ。

せっかく来た医療従事者に最初に何を言ったか。
もちろん、共同体に迎え入れる、とやったわけだ。

それがどうしたの?
「共同体の一員として、みんな平等」とやったの。

それがどうしたの?

gendai.media

ここまでのことはさすがに「ない」と聞いたけれど、「みんなと同じように」義務を課したみたい。

忙しい中、当初は断って、それでも懇願されるから、(内心いやいや)来てみれば「こういうこと」を「当然に」言うわけ。
言われた医療従事者の心中や如何。

すぐ居なくなったらしい。

言った方は、ぷんぷんですよ。
「もっとマシな奴連れて来い」って。

おいおい。
お前何様だ。
いや、「住民だよ」。「医者は住民じゃないんか?」

つまり、これが深刻なのは、彼らに規範がないことではなく、彼らに規範があることなんだ。何を言っても、彼らの規範を通して評価するように、意味体系ができあがっているわけ。
つまり、同じ内容の話を通じて、解釈が当然に分かれて、互いに違和感がないわけ
だから、譲らない。譲る理由がなく、むしろ「譲る」ことが「不正義」なんだよ。
それが規範の効果なんだ。

だから、「話せばわかる」なんてまるっきりウソで、「時間の無駄」或いは「勝ち負け」にしかならないわけ。前提を握っている方が絶対に「勝つ」勝負で、この場合は、居住地だよね。そこに住む以上「従う義務」があるとき、それは「明示的なルールに従う義務」ではなく「解釈に従う義務」なんだ。つまり、いわば、裁判権を独占しているわけ。だから、絶対に負ける。

今はさすがにすぐ逃げられると困ると身に沁みてわかったから、「来てくれてありがとうございます」ってようやく 一方的に 、、、、 頭を下げられるようになったんだよ(それでも医療従事者に多少の不満はあるらしい)。

つまり、効率化って、フェアじゃないわけ。しかし、効率化で達成される福祉がある


これに到達するのが至難の業なんだな。
まだこれが医療で、高齢者の多い、へき地だったから、「ようやく」なんだね。

へき地ってへき地になるべくしてへき地なんだよ。へき地の住民がへき地の住民であることを望んでいるからなんだ。

だって、学校でも、そんなことしか教えてないだろうし。
いやこれは、子どもが居ないから、知らないけれど。
普通に考えて、地域の児童が集まるしかない公立小中学校で、児童のやる気を殺ぐようなことは言わんわね。それこそ「人権問題」とつるし上げにされて、村八分だよ。

問題は、そのまま、素直に育つことだね。
「負けるな」「がんばれ」ってね。
「ずるい」と「さぼる」「怒られる」の世界。

裏を返せば、どうかね。「地域住民のやる気を殺ぐ」ようなことが言えるかね?
負けるべくして負ける戦地に赴く必要って、どれほどあるの。


あのね、こういう説明に納得した人が居るとして、じゃあ同じ説明をその人の地域に照らして言ったら、どうなると思う。

100%の確率で納得しないと思う。

これは自信があるな。
だって、私が陥っている苦境も、この間実際話してわかったけれど、同じ構造なんだから。私なんてまったく屁にもならないような人間だけれど、ロジックがね。
「みんな違ってみんないい(平等)」なんて言われたら、途方にくれる。
いや、限界事例出されて、機械的な公平は困るでしょ。
たまたま、奇特な方であって、それを基準に「平等」と言われても。

いやそれを衡平に近づけるならば、組織的に対応しないと、嘘だよ。
具体的に言うと、其の人は、どうしても締め切りにシビアになるんだけれど、それが通勤時間のせいならば(常態だとそりゃ誰でも困るけれど、つまり、スポットと雖も、残業ができない。)、その人のシビアな締め切りに併せて、全体を前倒しにしないと。それは経営の問題だから、私たちの部署ならば、課長補佐以上の権限なんだよ。
だから、課内調整をしてもらわないと立ち行かないって、夏から話したわけ。ね、弁護人なしの一審制の「旧軍事法廷」に於いて勝手解釈して、俺の「敗訴」が(一方的に)決定しているでしょ。それにまったく違和感を抱かないのが、その人たちなんだもの。関わるのが間違いだよね。その上嘲笑されてね。これ軍事法廷であると同時に宗教裁判なんだよ。つまり、人格的に貶められた。
糞だね。
「自分でなんとかしない俺の所為」とだけ言われたよ。あんだけ言ったでしょ。地元の人間でつるむとそんなもんなんだよ。負けるために負けた裁判だったね。
俺はウソをついていないんだよ。
これが目に見えないコスト。
これは危険負担の問題なんだけれど、俺は、(弱い)個人負担じゃなく、(強い)組織負担にしてくれってことだったんだけれど、個人=俺負担にしかならなかったってことなの。「(俺の)がんばり」が「足りない」ってさ。だから「宗教裁判」なんだよ、嘲笑されるってすごく意味が「ある」ことなんだよ。もう一度言うと、浄土真宗は糞だよ。

それに実際に言われたんだけれど、(2時間通勤ならそれに合わせて)「早く起きろ」って。一見、普通の叱責なんだけれど、いや、眠いだろ。俺いつ寝るのよ(はい✋車中泊しました。眠いし)。そんで居眠り運転も怖いし、今後は、道路の凍結が怖いワケ。スリップすんだよ。
いや、俺に死ねって言ってんかね。
これが冗談じゃないんだよ。
別件で死んだ人は居るから。
俺も、ちょっと、あったしね。だから冗談じゃなく言うのよ。
でも、こんな連中には、本当に、関係がないんだよ。地元でつるむって、それだけ怖いことなの。
でも口先では「自分の身体が大事だから」っていうのよ、裏で「それも自己責任」って意味でね。何でこれを言うかというと、これ、前所属の課長もそうだったんだけれど、その課長も半笑いで宣いましたよ。人事でそう指導されているから。つまり「責任転嫁」なの。これを言うことで、「はい、私の責任を全う」なわけ。裁判で通じるわけがないよね。つまり、高をくくっているわけ。
それで少しでもアクション起こしそうなら、嘲笑して機先を制するわけ。
そういうことなんだよ。筋金入りなの
それくらい不利な立場なんだよ。普通のことを普通にすればいいだけなんだよ?
それがこれだけ徹底して組織的に、抵抗されるわけ。管理職から
人格を破壊することは人事の要諦なんだよ、そう指導されるんだろうね。

 

地方への移住で気を付けなければならないのは、本当に、これだよ。
あのね。
貴方にだけ、特別価格の物件が提示される僥倖は訪れないわけ。
目に見えないコストがあるわけ。
それは地域の自然な居住コストであるときもあるし、地域既住者とのコスト差であることもあるんだな。つまり、美味しいところは、既住者が握っていると思わないと。
情報の一番早い地元が買ってないんだから。推して知るべしだよね。

仕事もそうだよ。
なんで地元が居ないんだってね。普通気づくよね。
みんな逃げたか(上杉謙信以前の軍隊のように。集まるに早く、散るに早い)。
なにか特別な(決して異動者が希望しない)理由があるかだよね。