〇発話と「文字」（記号※、図）の発明の関係であるとか（そもそも発声がいつでも『線形的』である。【順序的】）、〇概念語（或いは、孤立語）としての漢字の意義と称名（念仏）の行の発展の関係であるとか（観想を必要とすることなく、表現にすでに「意味」が凝縮されている。【再帰的】）を述べるならわかる。
感動する気持ちは十分わかる。素晴らしい稀有な芸術だろうと思う。
この視覚性については、西洋絵画における教示性（文字を使わずに画で説教すること。）と比べられると思う。すなわち（念仏の意義が）「見て（直観的に）わかる」。
※匈奴にも文字があったかについて、それを記号とみるか、文字とみるかで分かれる。
👆ではそのような状況を説明したうえで文字説を否定する説を一応支持している（と思う、誤解でなければ）。ただ、この本の出版の後に、様々な発見が相次いだのかもしれない。
