芥川龍之介『歯車』理解の準備③

長くなったので、いっかい区切るが、本当はこちらの問題

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〈類 題〉

  • 近代国家観はいかなる人間像に基づいているか(司試38①)
  近代国家 現代国家
人間像

  内部指向型人間=市民

  教養と財産を持った合理的人間

  自由と平等(個人の尊厳)

  他人指向型人間=大衆

  個々のバラバラの原子化状態、砂
  の
ように捉えどころがない大衆

  自己疎外、無力感

  政治的無関心

  英雄待望

 

P5,政治学演習〔改訂第2版〕,西尾林太郎,早稲田経営出版

ただし、上記表は、「経済社会」「人間像」「国家観」「原理」「政党」から説明されていたところ、「人間像」だけ抜粋した。

再度、安藤①。

「団体の創出」における方法論的個人主義の立場を「なぜ個体だけを自律的として扱うのか」

これについて、安藤は、

むしろ「団体のみが存在する(個人も団体の特殊形態である)」と解釈した方が整合的だと主張する

 

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とのことである。つまり、人間が「内部」を持つとはどのようなことかを言っている。

方法論的個人主義 - Wikipedia

還元主義 - Wikipedia