「和魂洋才」の「魂」は仏性的自由であり、「才」は神の授ける自由である ⑤

 

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徳田秋声をどう理解すればよいか。
よい方法とも思えなかったが、とりあえず「三文豪」の経歴をWikipediaから拾い上げてみた。

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パっと目につくのは、当時の「文豪」としては、高くない学歴だ。
それは別によいのだが、藤澤清造を加えて「4文豪」とならなかった※。
「学歴」の効用として、或る社会階層の人脈(形成)ということも挙げられると思うが(「○○主義」などの主張もそう思えて来ている。要は、「学歴」「主義」「門下」などはおおむね「派」乃至「一党」の類型でないのか。)、室生犀星は藤澤と付き合いもあったので、その点でもどうだろう。

徳田秋声に関して言えば、それが漱石の『フィロソフィがない』と結びつくだろうか。すなわち、海外の学説、思潮に疎いということはあったか。

要は、藤澤には反対に『フィロソフィ』が「在った」のではないかと思い始めている。
それにしても、それぞれというか、個性の際立つ3人だ。

※なお、藤澤は旧宇ノ気町出身だが、旧宇ノ気町の地域は、金沢都市圏に含まれている。