akitanakanisi.hatenablog.com

この人、心配になるね。

村上春樹を茶化して、ひとやく有名になったけれど。

「一発芸」で終わっちゃって。

  1. レオン・ワルラスの『フランシス・ソヴァール』の翻訳
  2. 大江健三郎批判

村上春樹批判の一貫としてやってみてくれないものかね。

1は、村上が模倣したフィッツジェラルドとの関係で(当時の文学によくみられる翻案と模倣の間の問題)、2は、村上の隠れた目標となっている本体として(村上に学がないから大江にはなれない)。

ワシにはその気力がない。

やっぱり文学に興味がないと。

茶化したのは「芸」というより素人の「物まね」で、それはそれでよかったと思う。

明らかに村上春樹を取り巻いていた状況はおかしかったよ。まさに「フェイク」だったと思う。そのときに、俗悪な「風刺」が意外に効く。

そこからもう一歩踏み出すことは、ないのだろうか。


ウクライナ・ロシア戦争でのロシア擁護とも通底する、前時代の「或る態度」を徹底的に風姿したって意味で、影響力を持ったとは言えないが、来るべき世代の前駆となったよ。

だからか、激しい暴力的な言葉に、ずいぶんと晒されたよね。
素人が物まねで「茶化した」のはその通りだが、大変だっただろうと思う。
振り返って考えると、暴力的な本性を暴き出した甲斐はあったよね。
そういう文学事件があったことは記憶にとどめておいてよいと思う。
フェイクと(フェイクを反対に名指しする)プロパガンダと暴力の時代にあって、意外なほど、注目すべき事件だったと思うけれどね。