「ん」

「ことば」と「ところ」と「こころ」の違いって何だろう

 

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ドイツ人は「タフ」は深淵だが(要は、「見下す」という解層化を経て、内面化してゆく過程)、イギリス人の「タフ」は複雑だ。
ヴィトゲンシュタインを考えたときに、ラッセルを見下すのは、ドイツ人の悪癖で、ヴィトゲンシュタインラッセルからゲーデルへの移行時の存在である、との評価が妥当であると思う。

しかし、ラッセルの前には、フレーゲがいたし、直接の影響を受けたは、カントであるだろう。カントを考えると、ライプニッツからフォン・ノイマンまでのドイツ語圏ファミリーができる。いわば「神聖ドイツ語帝国」である。言葉尻にうるさいのである。

イギリス人は、前史が被征服民族なので、行いは残忍だが、主張は強くない。強くはないが、裏の意味が在ったり、ややこしい。カポイエラのようなもので、手が使えなければ足を使う。とにかく、しぶとい。このしぶとさは、尋常でなく、昨今の、ウクライナロシア戦争でも、ブレクジットの悪評を吹き飛ばした。

 ブレクジットは、何だったのか

このイギリス人の尋常ならざる逞しさは何なのか。

貴族であるラッセルには、この血が流れている。

 

小説が書けるだけでも、本当はすごいけれどね。

金原ひとみはなぜだが自分でもわからないが好きで、ある時期まで新刊を全部買っていた。金原ひとみもそう思っていると信じている。

ヴィトゲンシュタインって、ドイツ最盛期の人で、出自も背景も業績も、まことにドイツ人らしいというか、面白い人だよね。
だからこそ、その周辺が気に係る。フランス人、イギリス人、そして、アメリカ人だ。本当はロシア人も出てくるはずだが、ヴィトゲンシュタインの影響を受けたロシア人、対抗的な業績を挙げたロシア人は誰だろう。

バーゼル公会議 - Wikipedia
パドヴァのマルシリウス - Wikipedia

数学史上において「関数」を発明したオイラーは、この地に生まれて、ロシアで頭角を現した。

やまと言葉の数詞の構成方法を考えていたら、ようやくヴィトゲンシュタインの「関数」と「操作」に興味がわいてきた。

  前舌 前舌め 中舌 後舌め 後舌
Blank vowel trapezoid.svg
i • y
ɨ • ʉ
ɯ • u
ɪ • ʏ
ɪ̈ • ʊ̈
ɯ̽ • ʊ
e • ø
ɘ • ɵ
ɤ • o
 • ø̞
ə • ɵ̞
ɤ̞ • 
ɛ • œ
ɜ • ɞ
ʌ • ɔ
æ • 
ɐ • ɞ̞
a • ɶ
ɑ • ɒ
広めの狭
半狭
中央
半広
狭めの広
記号が二つ並んでいるものは、左が非円唇、右が円唇

シュワー - Wikipediaより)

 


バクシャーリー写本 - Wikipedia

この数詞においてもっとも重要な事実は、「なな(7)」は、構成される数であるが、関数の値ではない、ということだ。

  1. ある関数‛ℱ’があって、ℱ(よろず)=よろずよろず、であるとき、よろずが万ならば、よろずよろずは憶(万×万)である。
    ℱ(な)=なな、ℱ(こ)=ここ、ではない。
  2. ある関数'ℳ'があって、ℳ(むぃ)=なな、のとき、ℳ(ゆぇ)=ここ、であるが、ℳ(ふぃ)=むぃ、ではなく、ℳ(ふ)=いとぅお、ではない☟。

以上の事実から、

Ⅰ 関数(ペア演算)の引数として求められた数

  1. ふぃ(1)
  2. いとぅお(5)

Ⅱ 関数(ペア演算)の値から求められた数

  1. ふ(2)
  2. む(6)
  3. ゆぁ(8)
  4. とぅお(10)

Ⅲ 事実に意味を与えて求められた数

  1. むぃ(3)
  2. ゆぇ(4)

Ⅳ 構成された数

  1. なな(7)
  2. ここ(9)

「4」はⅡの性格も持ち、Ⅳには「0」も入る。
これは、(実証的な)単位がある数体系ではなく、観察(解釈)にもとづく、数詞(意味)体系である

卑弥呼(3世紀)の時代に、「0」も10進法もあった(かもしれない)のだ(おなじ「3世紀」と言っても100年の開きがある)。

日本人は伊達に巨大古墳を作っていない(だから、「偉い」ということのほどではないが。それなりに固有の文化圏を誇っていた。土偶に10進法の痕が残されている―祈りか占いの一環だろうと言われている。「祈り」や「占い」であることが重要で、「世界」を示すのは、呪術者から陰陽師―天文道、歴道への系統なのだ)。

【参考】

指/ゆび - 語源由来辞典

「および」は指の語源であると同時に、「4」の語源であるか?
☞「みみ(つ)」は在り得たか。きわに関係する語彙には、「みみ(耳)」「はな(鼻)」「つま(爪)」がある。また、眉は「まよ(目上)」だった。

爪/つめ - 語源由来辞典

眉/まゆ - 語源由来辞典

世(よ)の誕生 | 日本語の意外な歴史

「ひ(ふぃ)」「ふ」「みみ」「よ(ゆぉ)」だったか?
「よ(ゆぇ)」から「や(ゆぁ)」への変化は「ひ・と(つ)」「ふ・た(つ)」を思い出させる。

「耳(みみ)」の語源、なぜパンの耳と言うのか? | 日本語の意外な歴史
「ここ(のつ)」「こと(のは)」
ℳ(むぃ・ゆぇ)=こな(ごな)、だろうか?