デカルトの機械論にみるソクラテスの方法

実は、デカルトの法線法なのであるが、

Guidiubaldi e' Marchionibus Montis Perspectiuae libri sex : Dal Monte, Guidobaldo : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

—Ex bis qouque apparens figura in ſectione inuenietur ; lineas verò in cono luminoſum partem ab opaca diuidentes inueniemus, inuentis ſcilicet, vt in ſuperiori figura lineis OX PX , deinda ducantur

「Ex bis qouque apparens figura in ſectione inuenietur; lineas verò in cono luminoſum partem ab opaca diuidentes inueniemus, inuentis ſcilicet, vt in  ſuperiori figura lineis OX PX, deinde ducantur」

この部分は、次のように翻訳されます:

「また、2回の出現から図形が断面に見つかります。そして、明るい部分の円錐内の線が暗い部分を分割するのを見つけます。すなわち、上の図でのOX PXのような線が見つかります。そして、次に引くべきです。」

これにより、問題の進行手順の一部が説明されています。ここでは、明るい部分と暗い部分を区別し、それぞれの部分の影の形を見つける手順が示唆されています。続きを読むことで、具体的な計算手順が明らかになるでしょう。


この説明が、

もしこの点が求める通りのものであれば、Pを中心とし点Cを通る円はそおkでCEを切ることなく、これに接せるであろう。しかし、この点Pが点Aに少しでも近すぎるか遠すぎるならば、この円は、単に点Cにおいてばかりでなく、必ず他の点においても曲線を切るであろう。

P.24,楕円の法線,曲線に接線を引く,第1章曲線をめぐって—古代ギリシアからデカルトへ—,人物で語る数学入門

これが平面図形に関して説明させるのだ。


右図は、高瀬P.23
左図は、グイドバルド・デル・モンテGuidobaldo del Monte(1545‐1607)のGuidiubaldi e' Marchionibus Montis Perspectiuae libri sex(1600年)

45)《renuersée ou moindre que rien》 .第3巻では負根が「偽根」《fausse racine》と呼ばれることになる.例えば,p.85,1.19を見よ.
PP.58-59,第2巻曲線の性質について,『幾何学 ルネ・デカルト』(原 亨吉訳,ちくま学芸文庫

  • 与えられた曲線,またがその接線を直角に切る直線を見出す一般的な方法
  • 楕円および第2類の放物線に関するこの操作の例
  • 第1類の卵型線に関する他の例

と続く中で説明されている。次に「コンコイドに関する本問題の作図の例」と続く。


Guidiubaldi e' Marchionibus Montis Perspectiuae libri sex : Dal Monte, Guidobaldo : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

ここに至って、投射図から、内接しない円と法線の図示になっている。

Nel 1600 vennero pubblicati i Perspectivae libri sex, un classico dell'argomento ove introduceva tra l'altro nuove denominazioni, quali quella di punctum concursus.

BOURBON DEL MONTE, Guidubaldo in "Dizionario Biografico"

"punctum concursus."を発見したらしい。

ChatGTPに聞いてみた。

—concursus in English

The Latin word "concursus" translates to "concourse" or "meeting" in English. It refers to a coming together or gathering of people or things, often at a specific place or time. Depending on the context, "concursus" can also be used to describe a convergence, meeting point, or intersection of lines, paths, or events.

ラテン語の「concursus」は、英語で「concourse」または「meeting」と翻訳されます。これは、人々や物事が集まることや、しばしば特定の場所や時間での出会いを指します。文脈に応じて、「concursus」はまた、線、経路、または出来事の収束点、交差点、または会合点を表現するためにも使用されます。

BOURBON DEL MONTE, Guidubaldo

ギドバルド・ボルボン・デル・モンテ(Guidubaldo Bourbon del Monte)は、イタリアの数学者、物理学者、そして軍事技術者でした。彼は1545年にイタリアのペーザロで生まれ、1607年に亡くなりました。ボルボン・デル・モンテはルネサンス期に活動し、その業績は数学と物理学の分野において重要でした。

彼は特に力学と静力学の研究で知られており、物体の平衡、浮力、および機械の設計に関する研究を行いました。また、彼はアルキメデスの著作の研究も行い、アルキメデスの業績を理解し、発展させました。

ボルボン・デル・モンテの業績は、その後の科学者に影響を与え、特にガリレオ・ガリレイとの交流が重要でした。彼とガリレオは数学的な問題について文通し、彼の業績はガリレオの研究にも影響を与えました。

ギドバルド・ボルボン・デル・モンテは、ルネサンス期のイタリアで数学と物理学の発展に貢献した重要な科学者の一人です。


2)ガリレオの関与した力学の諸法則に関する名称は,主に伊東によるものに依拠した.伊東俊太郎『人類の知的遺産31ガリレオ講談社(1985).
3)1602年のグイドバルト宛書簡の邦訳は,文献(2)の210頁等にある.
初期ガリレオにおける弦の法則と加速運動より)

比例中項(ひれいちゅうこう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
すなわち、a:b=b:cのとき、b=√acである。このbを「比例中項」と呼ぶらしい。

ガリレオデルモンテの研究を以てアルキメデスからニュートンへ運動を橋渡し、デカルトピタゴラスからニュートン微分を橋渡ししたと考えることができるだろうか?

それにも関わらず、ギルドバルト・デル・モンテ自身は、「振り子の等時性」が不可能だと信じていた。

 

こんな器具を使っていたらしい(上が原P31、下が同P.70)。
上は、曲尺を連結したようなものらしい。

hoppen.jp