PP.110-111「人間111後期ライプニッツの有機体論――機械論との連続性および不連続性の観点から―の技術によってつくられた機械は、そのそれぞれの部分までは機械になっていない(28)」(『モナドロジー』第64節)
Leibniz, G. W., Principes de la nature et de la grâce fondés en raison – Principes de la philosophie, ou Monadologie, éd. A. Robinet, Presses Universitaires de France, 1954. (略号 Robiet)(28)Robinet, 111.
(『人物で語る数学入門』高瀬正仁,岩波新書.第1章曲線をめぐって—古代ギリシアからデカルトへの内容をまとめたもの。フェルマーについては第2章数の不思議—ディオファントスとフェルマ、ライプニッツについては第3章微積分の誕生—ライプニッツでより詳細に業績が紹介されている。大陸に内容が寄っているせいか、ジョン・ウォリス、ニュートン、変わったところではホッブス※は—つまりこれは古代ギリシアの円積問題が解けなかったことが返って興味深いのだが—出てこない)
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デカルトの機械論は「超越的」ではなかった。それを命名したのはライプニッツである(ウォリスの研究があったため、デカルトはニュートンから批判された)。
ただし、ライプニッツには、ニュートンと異なる微小(無限小)に関する考え方があった(よく、現代の微分は「ライプニッツの記法に従って」と説明されるが、構造的なアイデアは、エウドクソス、アルキメデス、ニュートン、ボルツァーノ、コーシーであって、デモクリトス、ライプニッツ、ロビンソン、ルクセンブルクではない※)。
※現代の標準的な方法と「無限小を加味した方法」で分けて数式で証明しているサイトがあったが、どれか忘れてしまった。