お笑いの文化と進化—精神の帰郷                        松本人志の見せる「凡夫」

なるほど。

堀江さんが興味ないのは分かる気がする。そうだろうと思うよ。
箕輪さんは箕輪さんで感じるところがあったのだろうけれど。

 

私は『ダウンタウンのごっつええ感じ』ってほぼ見たことがないのだけれど、やめるときの最期のコントなのかな。  かなんかで松本さんを採り上げていてその撮影風景を映しててみたんだけれど、「挟まって包丁ふりまわしているおっさん」だったと思う。

これね、「一切衆生(悉有仏性)」なんだね。「あ」と思ったよ。

一見すると、変なおじさんの「雰囲気」を笑うのかなということなんだけれど、「なんで挟まっているんだ」っていうのは、これ法話なんだね、本当は。あのコントは落ちも何にもない。

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自分は、そういう文化圏で育ってきたから、そう思うけれど、別にそう思わなくても変じゃないし、思ったからと言って何がどうってこともないけれど、そう思った。

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つまりね、松本さんに「教養があるか」「ないか」って難しいんだよね。
学校で習うような、ハイソな教養はないよ。ないし、松本さん自身は、「ドメスティック」って言い切るほどだから、文化的なんだよ。

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形式的な教育ではなく生活の経験からユーモアを深く理解した人々の個人的な体験は、規範的な主張に異議を唱えることがあります。」とChatGTPは説明したんだけれど、松本さんのやっていることって、これなんだよね。

「仏教的実証性」なんだね。
だから文化的(個別的、生活的)で、だけれども、ということ。
科学ではないし、反理性でもある。それなんだね。

それが「教養がない」と言えるのかどうかであって。
ただ、やっぱり古い考え方だし、世代のもっている価値観も纏っていて、はっきり言うと、抑圧的ですよ。

喜多川ヒロムの後に、松本人志って、偶然なのか、偶然じゃないのか。
偶然だろうけれども。
「昭和」の灯も終わるね。

「本願」論争をあっさり乗り越えて来ました。
天才現る。


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