むつかしござる

雑技団:7人が椅子を積み上げて倒立、2人が補助、1人がMC

というのは冗談で、要素(x,y)に或る利益関係Fがあるときに、即ち(x,y,F)があってトリレンマが成立しているとき、このうちどの条件を緩めるかの決定問題。

(x,y,F)=(椅子,子ども,a/b) なお、△:増加、▲:減少
USA:(△y,x,1/1)
RUSSIA:(y,▲x,1/1)
INDIA:(y,x,▲F)=(y,x,7/10)
JAP:(0,y,∞)/(0,y,0)

こう考えると、日本の政治決定は玉虫色だ。
帝国海軍の「むつかしござる」の方は、「分割不能」と「限界量」を明言している。
なら、板でも持ってきて橋を渡して座るので、椅子は橋台にするか、と意味を読み替えても、これでは、Fの条件を緩めるひとつのヴァージョンに過ぎず、トリレンマを否定したわけではない。
それくらいなら、Spanishの『踊りましょう』は秀逸で、「椅子」の意味を読み替えるのではなく「座る」の意味を読み替えていて、トリレンマを無効にしている。これをオチに持ってくるこの小咄はよくできていると思う。
 Britishの『紅茶を飲もう』は合理的決定の先送りだな。

アメリカ偉い』と言うけれど、それ、帝国陸軍でも横行していたからね
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与太郎戦記 (ちくま文庫)

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「きめ方」の論理 ―社会的決定理論への招待―

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