廃校していた(番外2)

 

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上杉慎吉の発想は、「キリスト教」「カント」「マルクス主義」がどうしても着目されて

デカルトに端を発するフランスの哲学的伝統の下、フランス・スピリチュアリスムのメーヌ・ド・ビラン哲学の土壌に、イマヌエル・カントの批判哲学を移植した哲学をフランス反省哲学(philosophie réflexive)という。

フランス現代思想 - Wikipedia

赤字強調は引用者。
「(脱・反)朱子学」はまだしも、「デカルト」「フランス革命」が見落とされてしまう。
※『吉野作造上杉慎吉—日独戦争から大正デモクラシーへ―』

19世紀後半にはフランス反省哲学(philosophie réflexive)がスピリチュアリスムから分岐した。

ナポレオン帝政時代のデステュット・ド・トラシーやカバニスなどの観念学派(イデオロジー学派)を先行思想とし[1]、同時代の他国のスコットランド常識学派やドイツ観念論の問題意識を一部取り入れつつ、フランス革命による社会の変容やカトリックの信仰の動揺を淵源として生成した思想傾向である。

フランス・スピリチュアリスム - Wikipedia

上杉は、「観念的」と批判されたが、

唯物論と対立する意味での「観念論」や、日本では主に「主義」として捉えられているドイツ語由来の「イデオロギー」と混同されやすいが別である。

観念学 - Wikipedia

「観念」と言っても一口で説明されない。
近代史はやはり問題があると思うけれど、上杉が「観念学派」だったというと、それも怪しい。
ただ、考えられている以上には、素直に大陸哲学の影響を受けたのではないかと思うし、或いは想像以上にフランス革命の思想的影響が間接的にあったのではないかと思う。

これは未だに意見の割れやすい「明治維新は「革命」だったか」ということだろうと思う。

フランス革命明治維新』で明治維新は革命だったと考える一方で、

少なくとも一橋大学(法学部)出身らしいこの方(伊賀泰代氏)は、明治維新は革命ではないと明言されていたように思う。記憶違いでしたらすみません。
一橋大学」ってところが味噌だよね。
もちろん、この方は学者ではないので、比べてどうのこうのではないが、この方も何かしら参照したはずで、(元となった)そういった考え方がどういう経緯で形成されたかが重要だろうと思う。

イケテル観光地 金沢! - Chikirinの日記

うーん。この人、ツイートでは、金沢駅のシンボル「鼓門」は「無駄遣い」と(漏らす以上に)貶していたんだよなぁ。
これこそ「金沢らしい」と思うけれど。
「だから」(恨みつらみ)じゃないけれど、要は、調子がいい。
要は、「芯をくう」よりは、ムーブを決める(周囲に合わせる)傾向が強い。
それも「ヒント」と言えばヒントかなぁ、と思う。