昨日の数学

一橋の問題の解き方だけ

 

  問  (2×3×5×7×11×13)10 は何桁の数か

 

まずは、「どういう問題」かを直観的に把握するには、
310を2項定理を使って表現すると

 

310 = (10-1)5=1×105+(-5)×104+10×103+(-10)×102+5×101+(-1)×100

これは(筆算の)繰り上げを使えば、簡単に310=59,049と整理できる。

〚ポイント〛

  • 図表化する
  • 筆算する
  • 2項定理に帰着させる

 


なお、組み合わせの{10Cp:0~10}={1,10,45,120,210,252,210,120,45,10,1}

(訂正)図上の「したがって、」の6字を削除


【メモ】

modを使って解けないか考えていたけれど、パっと思いつかなかった。
また、あらためて考えてみる。

【所感】

あらためて、「受験」はスポーツだと思う。
これが1問だけの話じゃなく、何問も解く中でこれが出てくるから「難問」と評価されやすいのではないかと思った。
脳も疲れる(池谷さんの書籍では「疲れない」と明言されていたと思うけれど、その後の研究では、「疲れ」と同様の反応が「ある」ということではなかったか。少なくとも、ストレスの増加を回避する性向は「ある」)ので、十分な訓練が要る。

すなわち、「受験」は「学問」とは異なるジャンルであるということだろうと思う。
高校以降の勉強は、(大学以降の専門的知識を得るために)体系的な知識を学ぶための(学校で勉強する以上の)努力が必須であるが(少なくとも、相当量の基礎知識の獲得が必須である。その整理の仕方を含め、それらがないと「考えた」ことにならない評価、、となる。思い付きは評価、、されない。)、このゲームでは、それ自体で独立した別のシステムの下での努力が試されている。そういった意味で「受験」はあくまで比喩的である(本来の目的と必ずしも同一ではなく、飛躍を含んでいる)。

※地域差もあるだろうが、公立高校の入試では、教科書で学ぶ内容を理解すれば十分解ける設問をする申し合わせがあったと思う(私立高校や国立大学教育学部附属高校は違ったと思う—「表向き」はともかく、少なくとも、事実上、違った—少なくとも、中学校自体の姿勢が。「無理」だから)。
反対に言うと、学校の授業を受けても解けない問題は批判されていたと思う。
訓練は個別に必要かもしれないが、基本的に、日常的に予習と復習をきちんとこなすことが求められている。
以前の話(僕が中学生のとき)ですけれど。

大学の入試は、ご存じの通り、そんなことはないよね。
高校レベルの英単語の数千語(乃至それ以上)、時代によって違うが、自分より上の世代の1万語から、最近では1500語まで落ち着いてきたのか、知らないが、授業で覚えられるわけがないよね。