martine fried

 

markovproperty.hatenadiary.com

 

購入した。ポイントが528ptついたので、手持ちのポイントと合わせて、実質、1320-528-125=667円で買えた。

注釈にあった、参考文献のひとつ、"Fish: Food from the Waters"には、中世の魚料理のレシピが載せられている(’Fish -Eating Medieval England’,Moira Buxton)。

Fish: Food from the Waters,Googleブックス

"Haddock with onion sauce"に、115グラムのbreadcrumbsを使っている。
調理手順には、boilし、place under the very hot grillとしか書かれていないが、パン粉で揚げているようだ。Haddockは魚の名で、フィッシュアンドチップスに使われるらしい。

【参考文献】『フィッシュアンドチップスの歴史』注釈12

①pp.25-27

②pp.27-57

③pp.25-52

https://www.amazon.co.uk/Fish-saving-history-processing-ancient/dp/B0000CJ78G

④pp.51-7

⑤pp.54-5


ヘンリー五世の戴冠式のメニューに

A Boke of Kokery | The British Library

メロンなんとかがある。

Pを重ねたような字をどこかで見たのだが、忘れてしまった。

This Medieval Potion Kills Stubborn Bacteria,Alex Fox|Smithsonian Magazine white logo


中世の医学書にもあるが、なおさらややこしい。この時代には、「長いS」もあったらしい。

古英語のアルファベット|今日も英語が楽しい―英語雑貨屋

これが”h”だと

Huff paste - Wikipedia

だが、

の二番目の文字がどうも”h”のように思える。


メロンはよいとして、揚げた(”fried”)魚が、”grilled”(「焼き」)として、こっそり(”place under”して)出ていた。

Simmer the spices in the ale while you fry the onion until transparent in the oil and bring a fish-kettle with enough lightly salted water to just cover the fish, to the boil. Add the fish to the liquid and cook until about 2 minutes before it would be done. Meanwhile prepare a very hot grill and add the breadcrums to the spiced ale and onions and simmer while the fish cooks. Take out the fish, pat it dry very gently and place under the very hot grill, turning once before it is done. Surve on a very hot dish with the souce poured over.

https://www.deepl.com/ja/translatorで翻訳)

エールビールでスパイスを煮込みながら、玉ねぎを油で透き通るまで炒め、魚焼き釜に魚が浸る程度の薄い塩を入れた水を沸騰させる。沸騰したお湯に魚を入れ、焼き上がり2分前まで火を通す。その間にグリルを熱し、スパイスエールとタマネギにパン粉を加え、魚が焼けるまで煮込む。魚を取り出し、水気を軽く拭き取り、熱したグリルに入れ、焼き上がる前に一度だけ裏返す。熱した皿に盛りつけ、ソースをかける。 

なんだか、よくわからない。
before it would be done”で混乱しているようだ。
腑分けして見る。

Ⅰst.
Simmer the spices in the ale while you fry the onion until transparent in the oil and bring a fish-kettle with enough lightly salted water to just cover the fish, to the boil.
Add the fish to the liquid and cook until about 2 minutes before it would be done.

Ⅱnd.
Meanwhile prepare a very hot grill and add the breadcrums to the spiced ale and onions and simmer while the fish cooks.

Ⅲrd.
Take out the fish, pat it dry very gently and place under the very hot grill, turning once before it is done.

Ⅳth.
Surve on a very hot dish with the souce poured over.

 

Ⅰst.-1st
Simmer the spices in the ale
 while you fry the onion
  until transparent in the oil
and bring a fish-kettle
 with enough lightly salted water
  to just cover the fish
  ,to the boil.

こういう(詩的な)韻を踏むのが好きなのか、慣れていないと、苦労するが、複文かつ重文構造の中でそれぞれ韻を踏んでいる。
複文(赤字強調)を見ると、スパイスの煮込み(ビール)と具の煮込み(塩水)について、(同時に)言っている。
重文(青字強調)を見ると、塩水をかけて(enough water to)と煮込むこと(bring water to)を言っている。このとき、カンマが、継続的(形容に関して非制限的)な働きを以て、構文を指示していることとなる。すなわち、接続詞で代替できるかを考えたときに、

  to just cover the fish and to the boil.

enoughで十分制限がかかるか、という問いである。
lightly enough (副詞)ではないので、enough water(形容詞)であり、(修飾される名詞の)量を指示して to 以下で制限をかけていると思う。或いは、そうすると

  enough water to the boil

という、水一般の性質に関して(当然の)「制限」をかけていることになって、付加された文脈でもなければ、不自然である。
そのときに、この the がその役割を果たしうるかを考えるならば、toは前置詞であって(不定詞ではないので)、

  enough water to boiling

ing を用いて、動名詞を導けるかと云うと、

  • bring (the)water to the boil
  • biring (the)water to a boil
  • bring water to boiling

https://ejje.weblio.jp/content/bring+the+water+to+the+boil.
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10215221655

そういう表現があるには「ある」が、どの地域でどの程度使われているかは、知らない。
https://tea-labo.jp/summary-country-of-origin/

nativeにはnativeだが、glocal English かもしれないからだ。

こうしてみると、カンマほど「読む」と「聴く」を明確に区別する構文的な記号はない。「文法」と言っても、「話型(法)」と「構文」で区別できることとなる。

Ⅰst.-2nd.
Add the fish to the liquid
and cook
 until about 2 minutes
  before it would be done.

about は off/of の隣接語だから、「離れる」というニュアンスを伴って、目標が定まっている(進行形のアスペクトに類似する)。それが、すなわち、beforeだろう。
このとき、”cook”は、ほとんど”do”のような意味合いに感じられ、すなわち、to the boilのexecutionだろう。つまり、前文ではbringしていたのであって、それをcookするのだろう。ならば、この( the )liquid は、( ale  with the spices ではなく、)salted water だろう。
これが、最初の段階だ。
目の前のキッチンの上には、

  1. (スパイスを入れて、火にかけたビール)
  2. fried oinon 
  3. the fish boiled in salted water  in a fish-kettle

がそれぞれ在るはずだ。なんか変な感じだ。ビールを煮込むのか、スパイスを煮込むのか。どちらが正解なのだろう?
後で考える。
simmerと boil の違いは、煮方の違いらしい。沸騰させるのがboilということだ。
そして、時間には、

  1. until transparent
  2. 2 minutes

が在る。だから、before it would be done の it は the fishで、done は cooked=boiled だろう。
この確認が大事だ。似たような他の料理になる。


Ⅱnd.
Meanwhile
 prepare a very hot grill
 and add the breadcrums to the spiced ale
  and onions
 and simmer
  while the fish cooks.

ここで「あれ?」と思う。
或いは、ale and onions の単純並記かもしれないが、それだとイメージがわきにくい。分析的に考えるのは後からにしておいて、andの持つ付加性に着目して、継時的に考えることとする。
すなわち、spiced ale and onionsが、simmer spiced ale and fried onions であって、それをsimmerするのだから再帰的なのだ。
したがって、onions を spiced ale (を煮込んでいる鍋)に加える(入れる)段取りの説明と考えると、合点がゆく。
ただし、それは simmer の段階であって、その前段の説明であるのだから、
ここで、起語の Meanwhile と結文の while の「時差」であるが、実は、Ⅰst.の最後には、


  4. a very hot grill


があったということになる。それがいつかは問わない。あれば、よい。
要は、Ⅰstの修正なので、文脈上、Ⅱndは、Ⅰstへ従属することになる。
ここで、while から逆算する意義が出てくる。多少の算数も必要だ。
すなわち、ケツが、魚の煮込み時間で(それが終わる2分前に)決定しているのだ。
何のケツか。
玉ねぎを炒め終える時間だ。同時に、ビールをスパイスで煮込み終える時間だ。
2分後には以上のすべてを終える必要がある。
その meanwhile だ。実は始まりもやはり、Simmerが合理的だったのだ(実際の調理の段取りと説明の段取りの平仄が合っているので、調理のチャートを考えやすい。ロジック/チャート/プラクティスで考えるとよいかもしれない)。
なんとも、英国流ロジックというか、コンポジションだ。
そして、実際に料理をすると、「料理をする」とはこういうことだろうと思う。
修正後に、キッチンの上に在るのは、

  1. (玉ねぎの煮込み)
  2. (湯通しした魚)
  3. a very hot grill

である。意外なことだったが、パン粉は、ソースに使うのだ。揚げる為にまぶすのではない。この時代、肉料理としてコートレットはあったと思うので、なぜソースにパン粉を入れるのか、不思議な感じだ。ドミグラス(煮込み)ソースを作るための小麦粉替わりだったろうか。或いは、まぶすのに必要な卵が、十分なかったのかもしれない(フランスのコートレットではどうまぶしていたかは知らない)。食材が乏しい。


Ⅲrd.
Take out the fish
 , pat it dry very gently
and place under the very hot grill

 , turning once
  before it is done.

なんだか、ラップでもやっている気分になる。
この before it is done は、この文脈上からもそうであるが、先ほどの before it(the fish) would be done(boiled)との対でもあって、before it(the fish) is done (girilled)だろう。。。と思ったけれど、ここで、 would beis との違いを考察すると、動詞の表現する2つの時間である「時制」と「様相」の違いに敏感になる。

テンスとアスペクト|日本語教師の広場

あらためて2文を比べるために、3文を比べてみると、

  1. cook
    until about 2 minutes
     ↳before it would be done.
  2. place under the very hot grill
    ↳, turning once
     before it is done.
  3. Take out the fish
    ↳, pat it dry very gently

類似の表現に、by がある。

Byとuntilの違いと使い方はこれで完全マスターできる|英会話教材 – サンドイッチ英会話
https://eigolab.net/1981

すなわち、2について、「分詞構文」と理解して、turning=”turn”+”ing”=”turn”+接続詞と理解してよいか―つまり、これは、”ing”の観察を、「動名詞」「進行形」「分詞構文」と命名(概念類型に依って分別)して済ませてよいか―ということであるが、先に sugestion が、3の pat (pp patted)によって示唆されている格好である。

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20190528/

1と2は、始動(時)乃至起算時と停止(時)乃至終算時を示してこれらの「継続」が定義されているが、1の場合、until に制限されて、停止(時)が(反対に)条件化されているのに対して、2の場合、

https://hiroba.benesse.ne.jp/faq/show/169?category_id=1096&site_domain=manabi

[UK] to cook something under a very hot surface in a cooker
roast, grill, bake, broil の「焼く」の違いとは?|日刊英語ライフ

この grill だが、炙るというニュアンスの方が近いのか、つまりは、油に潜らせるわけではない。確かに、タイトル下の材料欄には、油が30㌘と記載がある。これは大匙で2.2杯だから、多くない。もとより、これは、オニオンを炒める(frid in the oil)ためのものだ。

例文の under もなかなかピンと来ないが、

ゲルマン祖語 under(下にある;間の)⇒ ndher(下に)+henter(間に)⇒ hen-(中の)が語源。inter-(間の)と同じ語源をもつ。

under- 意味と語源 | 語源英和辞典

オーブンの内表面に囲まれて中にあるということで、アメリカなら、ローストというところらしい。under the sky なら、天球の中に居るというメタ認知に近い。

pat verb | Oxford Learners Dictionaries
pat adjective | Oxford Learners Dictionaries

面白いのは、pat で、dry が補語だが、副詞的で it=the fish を形容している。
それより pat に変化が見られない点で、turning は turn から変化している。

現在分詞とは?英語のルールを徹底解説!形容詞的用法の基本 | 福島英語塾 受動態の分詞構文はhaving beenも省略可能|TOEICで明日をひらく!

原型不定詞で原型なのは、述語の方ではない。

原形不定詞とは? 使役動詞・知覚動詞・help と一緒に使おう|英語学習ボックス

結局、この turning は第3の時間を持っていて、

  1. until transparent
  2. until about 2 minutes ;before it  would be done(boiled)
  3. until undercooked;bofore it would be done(grilled)
    and turn
    until undercooked;bofore it would be done(grilled)

である。ケツが定まった、進行形的な現在分詞である(untilと同じ制限が係るか検討中であるため、括弧書きとしてある)。

—used as a function word to indicate continuance (as of an action or condition) to a specified time

beforeとuntilの違いを図解!区別というか、定義を知るだけで解決!|HACKeng

イメージとしては、継続時間 < 終算時(終算時不算入)だろうか。
こういうのは、0時不参入(24時算入)のような括弧つきの概念的な理解となるので、終算から逆算した方がわかりやすいと思う。

すなわち、”2 minutes”を含まずその直前(までずっと)であるから”about 2 minutes”、"grilled"を含まずその直前までずっとであるから”undercooked”となる。
図式的には2値的 { interval P }interior / ~{ interval P }interior = { interval P }exterior ∪ { interval P }boundary であり、終算時となるシキイ時を含まずその直前まで(その直前を含んで)ずっとであるが、極限まで近づくこととなり、観念的である。

14時30分00秒から、until about 2 minutes 煮るというのは、14時30分00秒乃至14時31分60秒を含んで間(内区間)であるところ、14時32分00秒は不参入とする決まりであるから、「14時32分まで」と言ってよいが(「まで」はその時間を含む指示をする。)、観念的には、32分は算入していないことになる。
要は、そのシキイには表/裏があって、表から見れば入っているが、裏から見れば入ってないのであるからして、先ほどの、under が、実は inter であるとの意味と近い感覚である

生年月日
年齢計算日
    1. Calendar

いま(当時)、何歳?|keisan生活や実務に役立つ高精度計算サイト

1歳であり、『誕生日前日の午後12時に加齢されます』と案内される。
すなわち、2022年12月31日24時=2023年1月1日0時であることから、計算単位が「日」の場合、その効果が当日の0時から発生することになる。
順番に考えると、誕生日が1月1日であるから、「日」計算により、年齢算入の起算時は、0時を起算とした1年が満了した、、時間となる1日0時=31日24時であり、効果は、同様に「日」計算により、31日の0時から発生することになる。それを円滑な日本語で言うと、「誕生日の0時、すなわち、前日の24時で満了した(達した)ことを以て年齢を加算するので、その効果は前日の0時から発生する」となる。
具体的にどのような例が考えられるかというと、

よって、4月1日生まれの児童生徒の学年は、翌日の4月2日以降生まれの児童生徒の学年より一つ上、ということになり、一学年は4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの児童生徒までで構成されることになります。

4月1日生まれの児童生徒の学年について|文部科学省

がある。文科省の方が私より説明がうまかった。このほか、その効果がよりわかりやすい例としては、選挙権のある成人年齢があって、投票日に誕生日が重なると、17歳で投票ができる。

「17歳」でも投票できる?!|NHK選挙WEB

起算時と効果発生時が「日」という単位を取ると、なにしろ単位に「窓はない」ので、「日」より小さな要素の区別がつかなくなるのである。

そう考えると、pat はそのアクションのアタマが定まっており、ケツが定まっていないので、進行形的ではない。志向的であり、pat for dry skin であり、pat to dryではない。
軽くふきさえすればよいというイメージな気がする。ごしごし拭いたら痛んでしまう。
before it is doneが、調理の最終段階を示しているので、これで完成である。
キッチンの上に在るのは、

  1. (玉ねぎの煮込み)
  2. (炙った魚)

であるから、これらをまとめて盛り付けと成る。

 

Ⅳth.
Surve on a very hot dish
 with the souce poured over.

 

というわけで、最初の勘違いを改めた次第である。
読んでみないとわからなかった。


イギリス人は、シェークスピアもそのようだが、こういった文章が本当に好きなのだと思う。「不算入」の件が典型的であるが、幾何的世界は、方程式かチャートがないと混乱しやすい(私は)。
もう少し整理できたらと思うが、疲れた。
意外だったのは、玉ねぎを揚げても、魚は揚げないことで、パン粉は、玉ねぎを揚げた後から入れて、煮込むという調理法だ。何かが今とは反対だったようだ。

※「揚げる」と言っても、油30㌘である。浸すわけではない。油自体が少なかったのかもしれない。

また、

「湯がく」と「湯通し」は似ているが、「湯がく」は主に野菜類などに使う言葉で、臭みや油気を抜くために肉や魚などを熱湯に通すことは「湯通し」と言う。

「茹でる」「湯がく」「湯通し」| 違いがわかる事典

 

「百珍」はわかりやすい。

日本人は、塵劫記をすごく誇りに思っていて、それは構わないのであるが、西欧にも聖書は在って、特に、こういった言語観が世界観と結びついて、それが幾何的(その意味で、数学的)であるのが特徴であるので、それぞれと言うしかない。
夏目漱石のような明治のエリート、専門家ですら、それが不十分であったのが、反対の意味で特徴であったと思う。それは「数学が苦手」という意味ではない。