忘れてしまうそうなので。
『英米法「約因論」と大陸法「カウサ理論」の歴史的交錯』 菊池肇哉 / 国際書院
“約因(Consideration)」について|法律・契約書コラム
叙述から形式論理への流れの中で、
「約因」は具体化と関係しており、すなわち「パラメータ(の設定)」と同義であり、
「アイデア」(枠組み)+「パラメータ」(要素)=「コントラクト」(訴訟上の権原)
このとき、「パラメータ」は比較衡量に耐えられるよう措定されなければならない。
↳プラトン、アリストテレスの正義とギリシア人の持った「比」の観念(ピタゴラス、エウクレイドスほか)
↳本質(「1」)と量の関係(「0」の割り算:0/1もしくは1/0。正義に関して無意味と正義に関して不可能)。
つまり、これは、反対から考えると、裁判規範とは何か、を言っているのではないかと思った(裁判とは、比較衡量の正義を仲介する制度であるか)。
↳「贈与」とは、正義であるか善であるか
牽連性の持つ機能をパラメータから考えてみたい。
- 裁判とは何か(裁判の持つ仲介機能)
- 「可能」とは何か
Cf.エクスロー取引(ネットの仲介)。また、片務契約では同時履行の抗弁権は成立しない。
2021年10月 - 【独学応援】‘超’民法解説!どこよりもわかりやすい民法解説サイト
牽連性がネックね、留置権 - 試験に受かるかもしれない法律の話
「双方向の矢印(↔)」こそが「約因」か(片方向の→は「合意」である)?
なぜ『ヴェニスの商人』は喜劇なのか?
↳パラドックスが主客を転倒させるから
何がパラドックスなのか
↳リスク負担が逆転(矛盾)していること
つまり、本来、引き渡す債務、すなわち「耳を揃えて返す」義務があるはずであるが、「自分の心臓を揃えて返す」ことは自分にはできないため、債権者にリスクが転嫁されている。
Cf.慣例的なリスク負担契約の例(民事訴訟)と大航海時代の保険契約
↳心臓と肝臓の歴史的経緯と(媒介としての)「血」の役割
何が面白いかわからなかった話