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図書館へ行こうと思ったら、寝てしまった。
『あらゆる肉料理のための調理指南』を探そうと思って、機械翻訳で、候補を探しても見当たらない。そこで、
フランス料理の原点はやはり古典料理にあります♪ タイユヴァン、デュボワ、エスコフィエ、ポワンらの先人の料理があり、それらがクラシックを構成して歴史を築き上げてきたからこそ、現代のフランス料理が成立していると思います♪ しかし今、半世紀前のポワンの時代の料理ですら、なかなかにお目にかかることが出来ないことも事実です♪
「タイユヴァン」で検索を賭けたら
1380年:「Taillevent」の別名で知られるギヨーム・ティレルが、フランス語初の料理書「ル・ヴィアンディエ」を著す。
見つかった。
Le viandier de Taillevent by Taillevent | Project Gutenberg
”friterie” も ”martine” もヒットしない。
デュボワ
こちらは19世紀の人。サイトはフランスの国立図書館らしい。
フランス国会図書館の検索に ”friterie martine” ”martine friterie” をかけてみた。
検索語彙が適切でなかったらしく、”friterie” は業種のようだ。
それで、”frite martine” で検索してみた。
Pestel, restaurateur, rue Saint-Honoré, 248, à Paris... |BIBLIOTHÈQUE NATIONALE DE FRANCE
” Cervelle de veau frite - r Carpe frite îfr. to s(...)1 5 Limande frite Merlan frit Oreille de veau frite(...)OEufs frits (deux) Pieds de veau frits 8 Pieds de mouton frits Pommes de terre frites Sole frite 1 Salsifits frits RÔTS”
と出て来て
”Limande frite” はヒラメのフライ。”Merlan frit” は白身魚のフライらしい。
Explore the British Library | The British Library
これに関しては、イギリスは完敗である。
Pez San Pedro, una magnífica recomendación de pescado salvaje!|Fresco y del Mar.COM
やはり、お前なのか、と思っても、女性名詞じゃないのが気にかかる。
それで ”Sanmartiño” で検索をかけていると、
Frittelle di San Martino | Google検索
むしろ、Sanmartiño の揚げ物はこちらだったりする。
を「聖マルティネスの日」としている日本人もいるが、日本人だからであって、イギリス人が、 Martin と Martine を間違えるだろうか?というのはある。昭夫と晶子を間違える日本人はそう居ないだろうと思う。
そもそも、聖人なら、なぜ St. が冠せられないのか、という素朴な疑問を抱く。
しかも、戴冠式はたまたま宗教的意味合いのある日に当たっていたのだから、やはり無理があるように思う。
¶ Pour faire graue de poisson de brochet / de carpe / ou autre poisson / escailles et frises le poisson. et puis faictes haller du pain et le tremper en puree de poix & le coules: et y mettez de loignon frit maince assez gros & mettes bouillir tout ensemble gingembre canelle & menues espices: et les deffaictes de vin aigre et mettez vng petit de saffran pour coulourer.
Taillevent. Le viandier de Taillevent (Kindle の位置No.190-192). Kindle 版.
これがまあ、機械翻訳だとさっぱりわからない。
Purée de Pois ou Purée de Poix | Logo de la Bibliothèque Municipal de Lyon
世界中でみんな悩んでいるという。
一体何をいうとんねんって。
それでも粘って検索していると、どうもパイス(サクラマス)の油漬けなのか?と思う。「肥満(fat)」となるが、なんだそれって。
なぜなら、鱗を取って、「焼く(フライする)」らしいのだが。これがまた「カール」すると出る。鱗を取るときの手さばきかそのとき鱗が「逆毛立つ」様子かと思った。
その後は、イギリス料理にもあったが、どうもパン粉をまぶすらしい。
このときに、”puree de poix” が何かである。昔は、パン粉を付けてから揚げるのではなく、焼いた後にパン粉をかけていたようだ。
その後は、玉ねぎとショウガとシナモン他スパイスを入れて煮込んで、酢とサフランを振りかけて出来上がりらしい。
問題は、タイトルの ”graue de poisson” である。
これがまた、検索に引っかからない。
”e” を抜くと、これだけ出てくる。
Le Grau-du-Roi|france-voyage.com/
faire プログレッシブ 仏和辞典 第2版の解説| コトバンク
faire はこれだけ変化するが、
grau – ドイツ語 | radictionary 音楽好きのための外国語辞書
grau もこれだけ変化する。ただし、こちらはドイツ語の形容詞である。
ただ、フランス語でも、”faire graue” となっていて、こういうのって、冠詞はつかないのだろうか? possion(魚)は男性・単数の名詞(複数形は、possions)である。
ドイツ語もさっぱりであるが、
Ich bin im Osten aufgewachsen, bis ich neun war Orangenes Licht und graue Häuser, dann der Aufbruch ins Neuland
下線協調、 赤字強調、並びに波線強調は、引用者(以下、同じ)。
”Häuser” が Haus(家)の複数形で無冠詞であり、”war” が「seinの1〈3〉人称・単数・過去形」(コトバンク)であるところ、”war” に関して ”Häuser” は対格(直接目的語)なので、grau が格変化を起こし、”graue” になるようだ。
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なにしろ知らないので、適当である。Haus は属格だと、一語で at home になるらしい。知らない。
Das Dach des Hauses hat gebrannt.
”Dach” が中性名詞の単数形の主格「屋根(が)」、”Das””des” は定冠詞で、都合16変形のうち、中性名詞の主格(”Dach”:屋根が)につく形と中性名詞の所有格(属格;”Hauses”:家の)につく形、要は、The roof of the house との比較では、
英語 | The | roof | of | the | house |
独語 | (定冠詞) | Dach | 〈包含〉 | (定冠詞) | Haus |
文素 | 中性・単数・主格 | 中性・単数・属格 | |||
変化 | Das | Dach | 〈→〉 | des | Hauses |
英語 | The | roof | 〈→〉 | the | of + house |
のようである。
叙述的には「屋根(がある)」見えたら「家(がある)」だが、「屋根」と「家」がそれぞれあって「屋根」かつ「家」を以て「家の屋根」であることを考えると、「家」の定義上、「家」があって「屋根」がないことはないので、論理的には、「家(がある)」ならば「屋根(がある)」であり※、そのような関係に於いてこそ ”of” = off の意味が明瞭になるが(the roof and the house の訂正としての The roof of the house。)、それはとりあえず棚に上げる。
※「我々の記号 ”→” によって表現される条件法は,実質条件法と呼ばれる。”P→Q” によって主張されていることは,正確には次の主張である— ”Pであって、Qではない,ということはない”(中略)ということである.この言明は ”¬(P⋀¬Q)” というという形式を持っており,それは ”P→Q” と同じ意味なので,この言明は後者とまったく同じ状況下で真となる.」(P.114,4.1論理演算子の意味,第4章真理値表と反証図,マグロウビル大学演習現代論理学 (Ⅰ) )
志賀直哉はフランス語は論理的であると思っていたようだが、私は実在的だと思う。
つまり、論理関係において、〈名〉どうしで包含的(implies)かどうか、と冠詞/someで現実的(reality;not concept)かどうかが念頭に置かれる。
なぜ、「論理的」と言わないかと言うと、これだけで「述語化」されていると言えるだろうかと思うからである。
よくわからないが、名詞の属格とは、名詞自身のことであり、形容詞の属格とは、形容する名詞に関してだろうか?上の対格の考え方と同じなら、そうであるが、知らない。 もしそうなら、「家」の属格が「家で」とは、「家に納まっている」のだから、家に属していると考えても違和感がない。このとき、「形容」とは、その存在に関する制限であるので、なるほど、実在論なりが言語と結びついていたのは、こういった特徴があったからだろうと納得できるものがある。
G. Curme は genitive (属格) の中心概念を in a sphere (ある範囲内において) とし、They robbed him of his money. の of his money を in the sphere of his money (彼の金という範囲内では) ないし with respect to his money (彼の金に関しては) と解すが、rob him の箇所の解釈は不明なままだ。
— Early Bird (@41isyoichi) January 9, 2023
このような点に名詞構文の長所があり、同時に動詞表現と違った力強い具体的な表現をつくる要因がある。名詞を中心として展開する大小さまざまな連山または建築物のような感じを呈してくる。英語は名詞中心の言い方が好まれるというが、英語で第3文型が好んで使われるのとも深い関係がありそうだ🤔
— Early Bird (@41isyoichi) January 8, 2023
この先生は、いいことを言い過ぎるんだよね。
次から次に流れて行って、大変。