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語学の勉強もChatGTP(3.5)だけだと物足りない、というか、不安だ。
にもかかわらず、あるとすごく便利だ。
”Le langage n’est-il qu’un outil?”
- 部分否定”ne...que” を含んで、=just(only)である。
- 疑問形 ”est-il"を採る。
- したがって、 英訳すると、
Is language just(only) a tool?
と成る。 - ただし、2は反語を意味するので、それを加味すると、
Le langage n’est pas qu’un outil?
と同義であって、”(ne...)pas”の否定を含む。 - したがって、
Language is not just(only) a tool?
のニュアンスを持つ。
"ne...que"と"ne...pas que"のニュアンスの違い
"ne...que"と"ne...pas que"は、どちらも部分否定の表現である点では共通していますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
"ne...que"は、「〜しか〜ない」という否定的な表現です。例えば、「Je ne mange que des légumes」は、「私は野菜しか食べない」という意味になります。この表現では、「野菜」以外の食べ物は完全に排除されているため、否定的な印象を強めます。
一方、"ne...pas que"は、「〜だけでなく〜もある」という否定的な表現です。例えば、「Il n'a pas que des défauts, il a aussi des qualités」は、「彼は欠点だけでなく長所も持っている」という意味になります。この表現では、否定的な要素に加えて肯定的な要素も含まれているため、否定的な印象をやや和らげます。
したがって、"ne...que"は否定的な印象を強める表現であり、"ne...pas que"は否定的な印象をやや和らげる表現と言えます。ただし、具体的な文脈によって微妙なニュアンスの違いが生じることもあります。
"ne...que"と"ne...pas que"のwhich oneがPartial Negation ですか
「ne...que」と「ne...pas que」のうち、部分否定(Partial Negation)を表すのは「ne...que」です。これは、「only」と訳され、否定された部分以外は肯定される意味を持ちます。例えば、「Je ne mange que des légumes.」は、「私は野菜しか食べない」という意味になります。
一方、「ne...pas que」は、「not only」と訳され、否定された部分だけでなく、他のことも含まれるという意味を持ちます。例えば、「Je ne mange pas que des légumes.」は、「私は野菜だけでなく、他のものも食べます」という意味になります。
Le langage n’est pas qu’un outil?
Le langage n’est-il qu’un outil?
Le langage n’est qu’un outil?
を英語に
"Le langage n’est pas qu’un outil?" can be translated to "Language is not just a tool?"
"Le langage n’est-il qu’un outil?" can be translated to "Is language just a tool?"
"Le langage n’est qu’un outil?" can be translated to "Is language just a tool?" or "Language is just a tool?" depending on the context and intonation.
まるで、白馬は馬に非ず、が出て来たわけである。この理解に
だけ見ていていつ辿り着けただろうか?
問題の意味と意義(たとえば、discourse spaceから、主体に関してparadoxな状況など。)を理解して、論証の style を採らなければならない。
したがって、
1[前提]言葉は道具である(真)
を1行目に宣言することとなる。
ChatGTPに繰り返し聞いたのは、逐語訳で”n’est-il”が ”is't it ?”であるときに、それが不可疑問文となっているのか?どうかということであった。
そういうことではないらしい。
そういった疑問に答える時に、整理し直すということが、ChatGTPにはできない(言葉尻を丁寧に合わせることはできる)。
よく「要約が得意」と聞くのだけれど、この手の「まとめ」は特質上苦手なようで、やはり、別途参考書も必携となる。"ne"の「2重構成※」をChatGTPは教えてくれない。なぜなら、これが、アイデアだからだろう。
※P.174,5ne,Ⅰ機能語の公式研究,解釈,『改訂版フランス語ハンドブック』
§4 必ずしも否定文として訳出する必要のない場合
4.1. ne...que
ふつう〈=seulement〉と説明されるように,純然たる否定表現ではない.だから「...しかない」という訳し方一点張りでなく,原文の制限的ニュアンスを日本語に反映させるために工夫をこらすべきである.
P.177,5ne,Ⅰ機能語の公式研究,解釈,『改訂版フランス語ハンドブック』
それにしても、これだけ読んでわかるだろうか?ChatGTPは便利である。