新重商主義

あらゆる学派は、自分自身に百年にわたって語りかけ続けて、自分自身の頭に大喜びしている人物のようなものだ。その頭がどんなにバカだろうと。 (J.W. ゲーテ, 1817, Principles of Natural Science) 

学派あれこれ (Schools of Thought)

 

markovproperty.hatenadiary.com

コロナ騒動とは何か。
国内政治の場合には、都知事選挙道知事選挙の関連に興味が向くが。
国際政治だと、この騒動は、「武器」「原発」「医薬」(「水」を入れて「バイタル」にしてもいいかな?)と並べて、重商主義的な政策に過ぎなくて、(政府(国家)ー業界ー投資家)ー国際機関ーマスコミの『パワーエリート』(ミルズ Charles Wright Millsによる、政治学上の古典)の(二重の)三角循環的なアクションなんじゃないの?と勘繰ってしまう。

重商主義者 (Mercantilism)
YAMAGATA Hiroo (hiyori13@alum.mit.edu)

企業大富豪、政界幹部、軍上層部。権力エリート層はこの三領域をまたいで形成され、人脈や利害調整などでバランスを保ちつつ、権力・富・威信を集中させている。本書はその様相を詳細にあぶり出し、さらにマス・メディア等を通じて底辺に広がる大衆社会を支配していく構図を分析する。それは、米国社会が理念としていた民主主義が形骸化していることを暴き、全体主義への道を進みつつあると警鐘を鳴らす痛烈な批判へと繋がった。20世紀半ばにセンセーションを巻き起こし、その後の階級論・格差論へと議論が引き継がれていった社会学の古典的名著。

パワー・エリート (ちくま学芸文庫)

パワー・エリート (ちくま学芸文庫)

 

パワー・エリート
パワー・エリートとはアメリカ社会の政策決定に対し、独占的な影響力を行使できるとされる権力層のことである。そうしたパワーエリートは、政治・経済・軍事の各分野に於けるヒエラルキーのトップであり(政府機関幹部、政治指導者、大企業幹部、軍幹部など)、ミルズは、これら権力層が権力構造維持による利益の一致から協力して大衆を操作していると分析した。パワー・エリートは必ずしも階級とは関係が無く、制度化されたポストに就いている人びとであるという点で、マルクス主義的な定式化とは異なり、経済一元論から脱して権力支配層を摘出した点で評価された。

ライト・ミルズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』