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佐々木英昭さんの漱石とシェイクスピアの本を読んでいると、シェイクスピアは元ネタがあるのに漱石はそれを知らないでコメントしているのでどうも引っかかる。
— 小谷野敦とちおとめのババ・バロネッタ (@tonton1965) November 2, 2022
なるほど。本屋へ立ち寄って、斜め読みしてきた。
1は、論理構造を指示し、2はねじれ構造を指示し、3は自己言及を言っている。
すなわち、アリストテレスの三段論法を超えているらしい。
〈カラー〉〈性別〉の互いに独立な2つの対概念を用いるので、いわば「4次元論法」ということらしい。したがって、「向き(付け)」が入っている。
論理史において、容易に侮られている2人が居て、どちらもイギリス人で物語作家だが、一人はチャールズ・ドジソンで、一人はシェークスピアである。
- to tell someone your ideas about what they should do, where they should go etc
→ propose- to make someone think that a particular thing is true
類義語 indicate
明快である。1は関係に、2は評価に言及している。さらに、語源を探ると、
suggest 意味と語源 – 語源英和辞典
構造を説明している。suggestはそういう語である。
アリストテレスの三段論法(名辞論理)で言うなら、
ソクラテス〈は〉人である
というアマルガムな中間項を構成、乃至中間命題に言及するのが、suggestである。
たまたま目にした。
図形化された主題を論理化するのが望ましいが、様相論理のテクニックが要るが、知らない。
反対から言うと、排中律が(必ずしも)成立しない関係に於いて、「早まった全称化」が行われる誤謬のことを言っているようだ。要は、x2 を為すのは、〈複号〉に着目して、±x を言えばよいが、x4 を為すのは、〈基底〉〈複号〉に着目して、±x,±xi を
複素平面 - Wikipedia
言えばよい。平面図なら、偏角の向きがどれほど深刻な違いを生むか(右向きだろうが、左向きだろうが)ピンとこないが、立体図だと、そもそも制限的にしか図示できないので、回転の向きで捕捉することとなる。スピンである。そうすると、「ピンとこない」ことがわかる。平面図だと、「ピンと来ない」ことがわからないから、「ピンと来ない」のだ。そういう関係である。
大切なのは、自然科学ではなく、ここではあくまでテキストを論じていることであって、記号を適当に使って図示化できる関係の、ロジカルな帰結としての誤謬を言えればよい。このときイアーゴーはトリックスターであると言えれば十分である。
イアーゴーの動機がわからないと言われる。
そもそも、私たちは、この時代の名誉感情をどれだけ知っているのだろうと不思議に思う。
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『ハムレット』は1601年ごろ、『オセロ』は1602年に書かれたと言われる。
ならば、ハムレットがなぜ、オフィーリアに激怒したのかを理解できたというのだろうか。
読んでみると、「生きるべきか、死ぬべきか」などは、あの(カテキズムの)問答体に於いてはそもそも問題にすらなっていないではないか。
それは『羅生門』で犯人捜しをする戯れと同じである。
レトリックとロジックを混同しているのである。
デカルトと同じように、シェークスピアは近代人でなくて当たり前である。
(備忘録)